リョウブ科リョウブ属
樹皮はサルスベリに似ている
4~6月の若芽を塩一つまみ加えた熱湯で茹で、アクが強いため長めに冷水にさらす。おひたし、和え物、菜飯などに。微かにライチのような果実の香りがする
ウコギ科ウコギ属
樹皮は灰白色で目立つ。
4~6月の若芽を摘む。塩一つまみ加えた熱湯で茹で、冷水にさらす。おひたし、和え物、汁の実、天ぷらなど
ユキノシタ科チダケサシ属
4~6月の若芽は鳥の足に似ている。茎は毛が多くある。塩一つまみ加えた熱湯で茹で、冷水にさらす。ややアクが強い。おひたし、和え物、汁の実、天ぷらなど
セリ科シシウド属
アクが強く、あまり食用しない。秋に根を掘り天日乾燥させ、煎じて解熱、鎮痛、風邪などに。また入浴剤として婦人病などに利用
ツバキ科ツバキ属
東北から北陸の日本海側に分布。4~6月に5弁の花を咲かせる。花は天ぷら、和え物、酢の物、ジャムやピールに利用できる
タデ科タデ属
4~6月にタケノコ状の若芽と、若茎を摘む。塩一つまみ加えた熱湯で茹で、冷水に20分さらす。サラダ、和えもの、酢の物、天ぷらなど。茎は塩漬けできる。シュウ酸があるためリウマチ体質の方は気を付ける。
味はスイバに似ているが芳香がある
ブドウ科ブドウ属
4~6月の若芽を天ぷらにすると、少し野生のブドウの様な酸味がある。おひたしの場合は塩一つまみ加えた熱湯で茹で、冷水に10分さらす。9~10月の果実は生食の他ジャム、ジュースなどに利用
キク科フキ属
2~9月までの若葉、花、若芽、葉柄、花茎を利用できる。
花のつぼみは天かすにし、冷凍するとフキの風味も残り随時利用できる
ユリ科ユリ属
鱗茎は10~4月までユリ根と同じように利用できる。鱗片を1枚ずつはがし、塩一つまみ加えた熱湯で茹で、冷水にさらす。
今回は5月下旬で時期が遅く、繊維状の筋が多くあった
キク科コウモリソウ属
4~6月の若芽、若葉、若茎を利用。山地の沢べりによく生える。塩一つまみ加えた熱湯で茹で、冷水にさらす。おひたし、和えもの、汁の実、天ぷらなど
メギ科サンカヨウ属
5~7月に白い6弁花をつけ、その後楕円形の果実をつける。青紫色に熟す。果実は生食の他、果実酒などに利用
キク科シオン属
4~6月の若葉を摘む。葉は縁がギザギザしている。塩一つまみ加えた熱湯で茹で、冷水に10分さらす。微かに爽やかなよい香りがして美味
ミカン科サンショウ属
3~5月の若葉、花、若芽、6~9月の果実を利用。アクがないためそのまま利用できる
イラクサ科ウワバミソウ属
別名ミズ。4~9月の全草を利用。塩一つまみ加えた熱湯で茹で、冷水にさらす。秋に茎にムカゴができ、しょうゆ漬けなどにすると粘り気があって美味
バラ科ナナカマド属
5~7月の花は氷砂糖とホワイトリカーを加え、花酒にできる。1週間で取り出し、3か月熟成させる。また9~11月の熟果も果実酒にできる。実は取り出さなくてよい
クスノキ科クロモジ属
葉や枝も良い芳香があり、薬種、湯浴剤、お茶として利用できる。6~7月に緑黄色の花をつけ、その後実をつけ8~10月に青黒色に熟す。熟果は甘く生食できる。今回は枝を数日乾燥させ、薬酒に。熟実も果実酒にできる。実は熟成時に取り出す
バラ科ウワミズザクラ属
成長すると10~20mになる。4~5月葉が開いた後、枝先に白い5弁花を穂状につける。7~9月に実が黒紫色に熟す。若芽は食用に、花穂は塩漬けにし(安仁子)、強壮強精食にする。花は香りが良い。花酒にする際は花穂(4〜5月)6割に氷砂糖とホワイトリカーでつける。花は1週間で取り出す。その後、熟果4割(7〜9月)を追加し3~4ヵ月熟成させる。熟果はそのままつけおいてよい
ユリ科シオデ属
4~6月の若芽を摘む。雌雄異株。7~8月に緑色の球状の花をつける。
塩一つまみ加えた熱湯で茹で、冷水にさらす。アスパラガスのような味でアクもあまりなく、甘みもある。
炒め物にもよい
ユリ科カタクリ属
3~5月の地上部の全草を利用。
アクがなく、さっと熱湯にくぐらせてから食す。味は甘みがあって美味
キンポウゲ科イチリンソウ属
3~5月の地上部の全草を摘む。塩一つまみ加えた熱湯で茹で、冷水にさらす。シャキシャキしてうまみもあり、少し甘みもあって美味。葉がトリカブトに似ている為、安全のため花芽をつけてから摘む
ゼンマイ科ゼンマイ属
あまりおいしくないため食用にしない
スイカズラ科タニウツギ属
樹高2~6m、5~6月にピンクの散房花序をつける。この花が咲く頃、山菜狩りシーズンの到来となる
モクレン科モクレン属
成長すると樹高30m、直径1m以上になるものもある。葉、花とも芳香があり、この若葉もシロダモに似たとても良い香りがする。葉を包み焼きの器にすると中の料理に香りが移る
モクレン科モクレン属
別名ニオイコブシ
葉を噛むと甘みがある。
花は芳香があるが、このタムシバは薬のような香りがした。
つぼみは辛夷(タムシバ、コブシまたはその近縁種)といい、疎散風熱として利用
マメ科ハリエンジュ属
別名ニセアカシア
5~6月に白い総状花序をつける。房状の花は甘い香りがする。花を天ぷらや酢の物、または花酒にする
ユリ科ワスレグサ属
5~6月にオレンジの花をつける。若芽、茎、蕾を食用にするほか、花酒にもできる
キシメジ科クヌギタケ属
10〜5月に、コナラ・クヌギなど広葉樹の切り株、枯れ幹などに束生する。光が当たると黄褐色になる
キンポウゲ科イチリンソウ属
林床や谷際の斜面などに生える多年草
ムクロジ科トチノキ属
落葉広葉樹。湿気のある肥沃な場所に生え、大木に成長する。新芽は粘液が付着している
ユリ科エンレイソウ属(毒)
山地の湿り気のある林内に生える多年草。毒性があり、根を誤食すると激しいおう吐、下痢のため脱水症状をおこす
サトイモ科ミズバショウ属(食不可)
山地の湿原や池塘、谷際などに生える多年草。5~7月頃、雪解けとともに花を咲かせる
ケシ科キケマン属
寒冷地の平地~山地までの林床や伐採地などに生える多年草。湿り気のある場所を好む。やわらかな全草を食用にする
(ミズキ)ミズキ科ミズキ属春先に枝を切ると水が滴るためミズキと呼ばれる。5~6月に沢山の白い小花を咲かせ、10~11月に赤黒い実がなる
(ツルアジサイ)アジサイ科アジサイ属落葉つる性木本で、幹や枝から付着根を使って巻き付く。6~7月に白い花を咲かせる
イワウメ科イワウメ属
日本海側の山地に分布する常緑性の多年草で、近縁のイワカガミより葉が大きい。4~7月に漏斗型の花を咲かせる
キンポウゲ科イチリンソウ属
山地の林床や林の縁に生える多年草。花の色は白色の他、淡紫、青紫、淡紅など変異が多い
ツゲ科フッキソウ属
山地の湿り気のある林床に生える常緑亜低木。常緑で群生するため慶賀の植物(不変の繁栄)として園芸に用い、鑑賞する
ユリ科マイヅルソウ属(別名アズキナ、ササナ)
山地の半日陰、多年草。5〜7月、茎先に円錐花序を出し、白色の小さな花を沢山付ける。若芽は茹でると小豆のようなかおりで美味。秋になる赤い実は果実酒に。根茎は鹿薬と言い、補気、益腎、袪風湿、活血などに利用。ビタミンCが豊富(ほうれん草の3倍)