海辺というフィールドは、特有の環境に適応した「海浜植物」と呼ばれる植物群をはじめ、背後の丘陵地まで合わせると、かなりの平地植物が生育し、「有用植物」の思わぬ宝庫となっています。
しかも、海岸地帯は総じて温暖な気候に恵まれるため、ほぼ通年にわたって収穫できるほか、山地と較べると危険性が少なく、老若男女の区別なく、だれもが安全に草摘みを楽しめるというメリットもあります。
ちなみに蓬莱仙人は、神奈川県三浦半島を活動のホームフィールドにしていますが、この地でこれまでに自分の目と足と手で確認した「有用植物」は、ざっと200種類を数えます。
そこで、これを機に食・薬・染・酒・浴・毒になる「有用植物」に興味のある方は、海辺の植物をぜひ訪ね歩いてみませんか。
初めての方でも大丈夫!この蓬莱仙人がご案内しますでな。
2017年4月
鎌倉 大海 淳